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執筆者の写真nobuhiro nagai

願わくはゴルファーの利益。PING・G425の正体とは?!

昨夜は22時半頃に帰宅しました。シャワーを浴びてから、早速録画してあった半沢直樹の最終回を見ました。


いやいや、とても面白かったです。ホント、最後は勧善懲悪で大円団を迎えるあたりは、まさに現代の歌舞伎そのものか?と感じました。

久しぶりに我が家のベッドで寝て、今朝も6:58のめざましじゃんけんからスタートする日常に戻りましたが、今朝のワイドショーは女優竹内結子さんの訃報を報じていました。


あらためて、この国は、かなり大変なことになっていると感じると共に、故人への哀悼の意を捧げる朝となりました。


いよいよ今週は月が変わり10月となります。月齢が1ケタから2ケタに変わると、秋のつるべ落としの如く、一気に年末へと加速していきますが、どんな未来がそこにはあるのか?


しっかりと地に足をつけて見届け、この国の豊かで実りのある社会の実現に向け、少しでも貢献できるように、頑張りたいと思います。

さて、今日は午後から久しぶりに高田馬場ゴルファーレでのレッスンです。このところ好調の片手シングル目前の常連さんに、シザーズドリル.Ver2的なタッチでのレッスンをおこないましたが、やはり効果がありましたね。

簡単にいうと、クラブを振らないというか、身体に対してクラブが動かなくなるので、再現性や正確性が高まる気がします。


もちろんインパクト効率も上がるのですが、クラブに対して直接エネルギーを与えるような仕組みではないので、ヘッドスピードはMAXまでいかず飛距離が落ちる感じがあります。


この問題を補うのが、クラブに対する身体の使い方です。ここで何処までいけるかという努力に先に、ストレッチや筋トレなどのトレーニングが見えてくるのか?と思います。もしかすると、半年後にはマッチョなっているかもしれません。


とりあえず、次の目標は来年の日本シニアオープン1次予選ですから、あと10ヶ月あります。まだまだ、時間はあるので、様々な努力を続けていきたいと思います。


シザーズドリル.Ver2に取り組み、ぼちぼち1週間が経ちますが、わりといい感じです。





明日は新型コロナウイルス問題の中でのボランティア活動「エールオークション」に、私が出展した19番ホール付きラウンドレッスンの権利遂行日で、落札者の方と1日ご一緒させて頂きます。


「ベストスコア更新を祝う乾杯付き!」としていますので、責任重大。コースはもちろん川越グリーンクロスです。


19番ホールは、もつやからを予定していますが、お客様のお好みも伺いながら、決めたいと思います。


明日のラウンドレッスン。あまり、新しい感覚にトライし過ぎて、自分のゴルフがボロボロなのも不味いですから、ほどほどを心がけて、明日は頑張りたいです。


ということで、伸び伸びになっているPINGの新ドライバー「G425」についての話し、ぼちぼちスタートです。


先の連休前に、月刊ゴルフ用品界の10月号分の試打取材がゴルファーレでありました。今回はシャフト特集で、大手メーカー3社の新製品の試打をおこないました。


その時に、あるメーカーさんが、試打クラブのヘッドとしてG425を用意したのですが、これが全く打てなかったです。この体験が、この「G425の正体とは?」という、疑問のスタート地点となりました。


今回、新しいドライバーはG410のヘッド慣性モーメントの数値を越えるといのが開発のミッションで、それを見事達成して「G425」が登場しています。


そのせいか、ヘッド重量が、ここ最近のモデルより重くなっていると聞きました。もともとPINGのドライバーのヘッド重量は重目ですが、その中でも重いというと、205g前後あるのでしょうか?


そして、ヘッドにはタングステンウェイトが装着され、そのポジションを替えて弾道を操作するという機能が備わっていますが、タングステンウェイトが約25グラムあります。一般的なヘッド重量の標準的なイメージは200グラムですから、1割以上の重さがそこにあります(メーカー公表値は約11パーセント)。


私が現在、ウェイト外しで使っているSIM MAXのタングステンウェイトは約18グラム。それを見ても、この25グラムというタングステンウェイトの重さはかなりのヘビー級です。


ここまでを整理すると「G425」は、ヘッド重量もヘビー級、タングステンウェイトもヘビー級というのが、先ず、理解できます。


何故、こうなったのか?と想像すると、これはミッションである慣性モーメントの数値向上にあるのは間違いないです。


しかし、慣性モーメントの数値ではなく、実際にボールを打って「曲がらない!」と体感できて、球がネジれない美しい飛び姿を体感できるのは、間違いなく名器G20だと思います。

なので、今回の開発にあたり、開発者はキャド上でG410の慣性モーメントの数値での「曲がらない」と戦うのではなく、実際にG20を打ってみて「曲がらない」を感じ、それを慣性モーメントに落とし込めているのか?とても疑問に思いました。


話しをゴルフ用品界の試打の際の出来事に戻すと、しなりの大きい50グラム代のシャフトでは、世界ヘビー級タッグチャンピオンの「G425」のヘッドでは、シャフトが負けてしまい、クラブとして成り立たず、シャフトの評価ができませんでした。


なので、トルクレンチを借りて、タングステンウェイトを外してみましたが、これはとても振りやすいドライバーとなり、それでシャフト試打をおこなうことができました。

これは、私が現在軽いヘッドを使っているからの違和感ではなく、取材後に試打したゴルフ用品界の担当編集者さんも同じでした。


タングステンウェイトを付けたままのノーマルの状態ではとても振り難く、ボールが大きくバラけていましたが、タングステンウェイトを外してあげると、とてもいい結果が得られました。


この段階での問題を整理すると、50グラムあたりの軽量帯でよく動くタイプのシャフトの場合、このG425のヘビー級ヘッドとの相性に疑問符が付くということ。


これが60グラム台や70グラム台のシャフトなら、ヘビー級ヘッドとのマッチングにもそれ程違和感はないでしょう。


でも、市場的には60グラム台より50グラム台がメインでしょうから、このリスクについては、しっかりと知っておく必要があると思います。


タングステンウェイトの重さの調整による、ヘッド重量のカスタム化の対応もあるのかもしれませんが、かなりクラブの総重量に対しての、シャフト重量とヘッド重量の関係性(バランスという表現はスイングウェートを連想させるのでやめました)には注意する必要がありそうです。

とりあえず、ここまでが前編です。まとめ的には、50グラム台からの軽量帯のシャフトにリシャフトする場合、ヘッド重量のメリット&デメリットを、十分に吟味する必要があるということ。


もうずっとPINGのドライバーを使っていて、そこでうまくいっているお気に入りのシャフトがあるから、盲目的にそれをそのまま「G425」に入れるのは、必ずしも成功するわけではないということを、理解して貰いたいと思います。


願わくは、「ゴルファーのための利益」です。「G425」のパフォーマンスを最大限引き出すには、どのような方法や注意点があるのか?を理解して頂きたいと思います。

このあとの後編に関してのネタは、もうこの段階で掴んでいたのですが、先週、奈良グレージで「G425 MAX 」を打ってみたら、とても振りやすくて驚きました。


このグレージでの試打により、その後編で取り上げる内容の検証ができました。では、後編をお楽しみに!

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