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執筆者の写真nobuhiro nagai

ゴルファーズラウンジ、ただ今開店準備中!

いよいよ今夜20時から、オンラインイベント「ゴルファーズラウンジ」が開催されます。このブログや私のフェイスブックを経由して、お申込みを頂いたお客様もいらっしゃり、このコロナ問題で開催を自粛している地方レッスン会の常連さんもゴルファーズラウンジへお越しくださり、久しぶりにお会いするのが楽しみです。 先ほど、皆さまをおもてなしすべく、ホスト4人でのZoomミーティングが終了しました。私が昼から作業し、内容確認のための進行台本を作成しました。それを皆さんにファイルで送って、台本を見ながら一連の流れを打ち合わせしました。 しかし、この前消えてしまった台本に比べると、内容は半分以下の出来…。前回は、アタマの中で私を含めての4人がいききと動き回り、それを文字におこしているような感じの作業でしたが、そのデータ消失のダメージで、アタマの中で4人が全く動きません。 結局、この前書いた文字に縛られてしまい、創造的な仕事が出来ないイップス的状況に陥ってしまったんですね。これは、ゴルフスイングとゴルファーの関係でも、同じようなことが起こります。 いわゆる「いい時のイメージ」というヤツで、大抵、これを追い求め始めるのはスランプの入り口です。日々、心身ともに変わっていきますし、特にゴルフの場合は道具も変わっていきます。 「あのクラブが良かった!」「あのシャフトが飛んでいた!」とか言っても、諸々、その時における全ての要因が重なっての結果ですから、今、それを追い求めても答えはそこにありません。 そういう意味で、前進し続ける代表選手がジャンボ尾崎さんであり、青木功さんで、現代では片山晋呉選手でしょうか? 青木さんの全盛期の話しで印象的なのは、トーナメントで優勝した次の日に、先ずやるというクラブの掃除。掃除といっても拭く磨くではなく、クラブいじりが得意な青木さんですから、アイアンのネックを外してシャフトを組み直して、グリップも新品に交換するというのが、毎週月曜日恒例の作業だったとのこと。 これは、メンタルトレーニング的に考えると、最高のマインドリセットです。現代では月曜日にハードなトレーニングをして、ボディのリフレッシュから入る選手が多いのでは?と思いますが、青木さんがやっていた自分でのクラブ組み直しによるリセット、今後、コレができるツアー選手は現れないと思います。 この青木さんの組み直し、ヘッドのカチャカチャとは、全く違う話しだと思います。カチャカチャでフェースの向きやシャフトを替えても、青木さんほどのマインドリセット感は無いでしょう。 ツアー会場の練習場で見ていると、意外とドライバーヘッドのスペアをキャディーバッグに入れている選手が多いです。現代ではヘッド交換をするのが、それに近い感覚か?と感じます。 さて、昨日のブログの最後に書きましたが、バンカーのアゴの傾斜に刺さった目玉の対処のレッスン動画を作成しました。昨日のカゴハラGCのアプローチ練習場で撮影したのを、夕方編集して1分動画にしました。



この斜面に刺さった目玉の打ち方は、ゴルフクラブの機能を正しく使うテストみたいなところがあり、バンカーショットが苦手な方への劇薬的なドリルとして、やってもらうことがあります。 この打ち方に必要な要素の全て真逆をやっていて、バンカー地獄に陥っているゴルファーは多数いらっしゃいますので、ある意味、この斜面に刺さった目玉が出せるようになれば、バンカーショットの仕組みが変わるので、フツーの平らなライからのバンカーショットも大丈夫になると思います。 2006年にニューヨーク郊外のウイングドフットCCでおこなわれた、全米オープンを取材にいった時のことを思い出します。悲劇的な負け方をしたフィル・ミケルソンが、最終日の終盤でピンを狙ったアイアンショットがショートしてバンカーのアゴに刺さりました。 私の目前での出来事だったので、この状況をどう対処するのか?と興味深く見ていたら、やはりこの打ち方をやりましたね。何度か素振りをして、いざ打とうという際にピンに対してグッとクローズに構えを変えたのがとても印象的でした。 この打ち方は、開いたフェースを、砂の中に打ち込んでから一気に返していくので、簡単にいうなら右を向いてヒッカケるわけです(ミケルソンはレフティにつき逆ですが)。 これは、今夜、これからゴルファーズラウンジのテーマでもある、ヘッドがネック軸周りに回転するモーメントを使って、ボールを打ち出すという技術になります。 私がこのバンカーショットの技術を知ったのは、Z打法の若林貞男さんの記事でした。そして、そのずいぶん後に、陳清波さんのインタビュー企画の聞き手役をやらせて頂いた時に、やはり陳さんのバンカーショットも同じ仕組みだと確認できました。 いわゆるソールを滑らせて、砂を薄く取るバンカーショットとは違う打ち方ですが、「アマチュアゴルファーは何故バンカーが苦手なのか?」というリアルな問題を解決するには、若林さんや陳さんの技術である、シャフト軸周りにヘッドを回転させていき、フェースにボールを乗せる技術が、非常に有効だと私は思います。 「フェースに乗せる」ことができれば、逆に「フェースから落とす(払う)」こともコントロールできるわけで、これが正しい技術としての「カット(切る)」になります。 多くのアマチュアゴルファーは、カットしようとしてフェースが倒れてしまうので、「歯が浮いてトップ」「ソールが跳ねすぎてトップ&ホームラン」「フェースが倒れてネックが出てシャンク」「ヘッドを打ち込んでのダルマ落とし」とバンカーショット無限地獄に突入するのです。

バンカーが苦手な方は、動画を参考にしながら、クラブの機能を正しく使うという観点で、もう一度、バンカーショットをやり直してみてください。絶対に結果は変わりますので。 さて、ぼちぼち開店準備に入ります…。

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